エアコンの基礎知識

新しくエアコンを買う前に確認しておくべきこと1選!【寸法を測っておこう!】

エアコン選びの前に、まず取付寸法を確認しよう!

こんにちは、エアコン営業歴15年のコタンです。

突然ですが、エアコンを買う時って、まず何を調べますか?

  • 買うお店!
  • エアコンについている機能!
  • エアコンメーカー!
  • デザイン!

どれも大事ですが・・色々時間をかけて比較検討する前に、設置予定位置の寸法を何より最初に確認してください!

「せっかく悩んで決めたのに、寸法が入らなくて工事を断られちゃった!」なんてなったら最悪!

この記事を読めば、最低限測るべき寸法が分かるようになりますので、是非最後まで読んでいってください!

結論 エアコン室内機はこの4つを寸法確認しよう!

例えばこの写真を例に、4つの寸法をご説明します!

結論から言います!室内機周りで確認すべき寸法は次の4つです。

室内機のチェックポイント

・室内機が設置可能な高さ

・室内機が設置可能な幅

・配管穴~天井までの高さ

・配管穴の直径

①室内機が設置可能な高さは超重要です!

多いのは窓が大きくて採光を十分取っているので、カーテンレールから天井までの高さが狭い状況です。

うちはカーテンレールから天井まで300だったよ!じゃあ、300までのエアコンならどれでも取付できるよね!

ちょっと待って!エアコンの上から天井までは、30~50くらい空けないといけないんだ。それに、エアコンの下もフラップ(羽)が動くから機種によっては100くらい必要だよ!カタログをよく見ようね!

例えばカーテンレールから天井まで500mm(50cm)あれば大体十分です。

もし仮に280mm(28cm)しかなければ、エアコンは限られてきます!

例えばダイキン工業や富士通ゼネラルのコンパクト室内機シリーズが候補になってきます。(どちらも本体高さ250)

②設置予定位置の幅

今度はカーテンレールの横にエアコンを取り付けしたい場合、壁~カーテンレールの幅が重要です。

大体幅900mm(90cm)以上あれば、大体大丈夫です。

一方、800程度しかなければ、設置可能なエアコン限られてきます!

幅が狭ければ、富士通ゼネラルの728mmシリーズが候補になってきます。

③配管穴から天井面までの高さ

配管穴から天井までの高さも、要チェックです。

エアコンのドレン(排水)配管は、勾配をとる必要があるため、高い位置に穴があると室内機の設置位置も高いところにせざるを得ません。

ちょっと余裕を見て、300以上確保できれば気にしないでOKです。

それ以下の場合は機械の図面を確認するか、取付予定の業者さんに確認しましょう!

尚、こちらも設置スペースに余裕がなければダイキン工業か富士通ゼネラルのコンパクトモデルが候補になってきます。

④配管穴の大きさ

もし加湿、換気機能付きのエアコンを買う場合、配管穴が小さいと取付できないことがあります。

これは、穴の大きさが直径70以上なら気にしなくてOKです。

それより小さければ、(穴を空けなおさない限り)加湿・換気機能付きは選べない可能性があります。

うちは賃貸だから、穴の空け直しは難しいかな。

室外機の設置予定位置を確認!

室内機の次は、室外機周りの寸法です。

室外機で見ておく寸法

  • 配管の長さ
  • 前面障害物までの距離

①配管の長さ

あまり知られていませんが、配管長が10mを超えると取付できない機種が出てきます。

10mは相当長いので、ほとんどの場合は気にしなくてOKです。ただし、配管は短い方が施工費も安いしエアコンの効率もいいので、選べるなら室内機の近くへの室外機設置をお勧めします。

機種によって違いますが、配管20m、高低差15mを超えると、ほとんどの家庭用エアコンが取付できなくなります。

②前面の障害物までの距離

エアコンは室内の空気熱と、室外の空気熱を交換する装置です。

そのため室外機周りに障害物があると効率が悪くなり、最悪の場合エアコンが停止します。

目安ですが、前方障害物と壁の間は両側が開けていれば700mmほどあればひとまず十分です。

それより狭ければ、室外機設置位置の変更や、風向調整板の取付を検討してみてください。

ちなみに風向調整板っていうのは、こんな感じの風を上に飛ばすガイドです。

【まとめ】まず寸法を確認してからエアコンを選ぼう!

ここまでで、室内機、室外機周りで最低限測っておくべき寸法について説明しました。

まとめると、こんな感じだね!

【室内機のポイント】

これ以上あると安心これ以下なら要注意
設置可能な高さ500mm~~280mm
設置可能な幅900mm~~800mm
配管穴から天井までの高さ300mm~~300mm
配管穴の直径70mm~~70mm

【室外機のポイント】

これ以上あると安心これ以下なら要注意
配管長短いほど◎室内含め10m~
設置スペース700mm~~700mm

ばっちりです!ただ、中には例外的な大きさのエアコンもありますので、必ずカタログで確認してくださいね。